木造という贅沢
人にずっとやさしい、五感やすらぐ木の住まい
目や耳、そして手足にやさしい、刺激をやわらげる木の特性。
木の細胞は、根から吸い上げた水や養分を枝葉に送るために、
無数のパイプ状になっています。
そのため、万一転倒しても、この細胞構造がしなやかに変形し、
クッションの役目を果たすので大きなケガを防げるのです。
その他にも、木材は私たちが意識しない間に受ける
いろいろな刺激をやわらげています。
その一つが、太陽光の反射です。
鏡や金属のように光を強く反射する物体は目を疲れさせますが、
木は人が心地よいと感じる 50% 程度の反射率です。
さらに、有害な紫外線をほとんど吸収してくれるのもうれしい点です。
また、木は適度な吸音性も備えています。
人は音に対して、響きの長さ(残響時間)で心地よさが異なりますが、
木造の建築物は最適な残響時間をつくり出しやすいため、
コンサートホールなどで木材が多く利用されています。
さらに、木の心地よさには木目のもつ「1/ f ゆらぎ」が
関係することも科学的にわかっています。
f とは周波数のことで、その反比例で示される「ゆらぎ」は、
そよ風や小川のせせらぎなどの自然現象のほか、
人の心拍でも確認されています。
つまり、この不規則さと規則正しさが調和する状態は、
人体のリズムでもあり、このゆらぎをもつ木目を
人は心地よく感じるのです。




